南山タワー
20代の頃から仕事で韓国(ほぼソウル)は何度となく訪れてきました。
初渡韓も勿論仕事で、かれこれ今から20数年前…。
思えばあのヨン様ブームの遥か前。
まだまだ日本人の若い女性が、旅行に訪れるのが少し珍しい頃。
当時、明洞の焼肉店のやたら日本語流暢なおばさんに、
「これからたくさん日本の女の子連れてソウル旅行して!そしたらソウルの街が明るくなる!」
そんな風に言われる様な頃でした。
ちなみに私はこのおば様に何故か猛烈に気に入られ、息子と結婚してくれ!
そして、日本語はおろか、英語すら話せない息子に電話して、多分今から店に来い!
そして息子まさかの来るw
言葉通じないのに、どうしょもないですよ〜と言うと、おば様、真顔で、私がデートに付き合う!
えっ????
そして、20代の息子が、お母さんに言われたからと、両親の店に来るなんて…。
しかもこの子と付き合いなさい!って。
まあ、お付き合いをするとかはさて置き、お母さんにそんな連絡貰って行くか?
当時の日本人男子じゃ考えられん感覚。
当時20代のうら若きアガシな私は軽くカルチャーショックを受けたのでした。
韓国って、その頃私にとって…それくらいしか印象もなく。
仕事で行くと、勿論仕事こなして。
現地のアテンドしてくれる方に、観光しますか?どこか行きたいですか?と聞かれても…東大門で少し買い物を…。
とか、チムチルバン!とか、韓国エステ行きたい、とか。
時間ない時は食事くらいが楽しみで、即帰国なので、実は観光ってしたことなかったんです。
ソウル旅行の多分ど定番な南山タワーも。
行ったこともなくて。
仕事により、それなりの渡韓回数なのに、南山タワー行った事ない私に、どんちゃんもびっくり。
ほんとに?ほんとにない?
そして今回やっとこさ、初渡韓から20数年の時を経て…南山タワーに行くわけです。
まあ、正直な感想…
なんとかタワーって
だいたいどこも同じ…
とかって思っちゃう私、ダメですか?!
せっかく連れて行ってくれたのにね。
ごめん〜
余談ですが、学生時分、南山タワーでアルバイトしていたどんちゃん。
かなり久々で、あまりの変貌ぶりに驚いてました。
本当は、ここが写真撮るベストポジションだよ!とかやりたかっただろうにね…。
(なんとなくがっかりした雰囲気のどんちゃんで、なんとなくそう察してみた)
今回本当色々ご馳走になり、ホテルも全部払ってくれて、さすがに私、お姉さんだし、心苦しく、プレゼント🎁したジャケット着てお出掛け。
私が選んだんですけど、センスが日本人っぽい!ですって。
そりゃそーだ、私日本人だし。
どんちゃんは釜山の方向の下で。
私は東京の方向の下で撮影。
でもゆっくり夜景見たのも久しぶり!
なんて夜景見て、横であまりに嬉しそうに色々説明したり、途中飲み物買ってきてくれたりするどんちゃん見てたら何故か泣けてきた私。
どんちゃんって、本当イケてない男なんです。
(失礼)
押しも弱けりゃ気も弱く(絶対私の方が遥かに強い)背も低いし、気の利いた事もなかなか言えないタイプ。
嘘つくのも本当に下手くそで。
お金ないわけじゃないけど、めちゃくちゃ持ってるわけでもなく。
サプライズしようと本人はしてるものの、もうバレバレでサプライズの意味ないし。
(サプライズされたと言う風に一応驚いてみます)
こんなんだから、韓国人彼女にも、前の日本人彼女にも、最終的にけちょんけちょんに浮気されたり…その度に忘れるまで数年掛かったり。
辛い辛い思いをしてきたどんちゃん。
でも、彼ってすっごく真面目で誠実で、純粋で、嘘のつけない人間なんです。
私も離婚したり、それなりに傷ついたりする恋愛もしてきて。
だからこそ、最終的に人間はそれが一番大切かなって心底思うんです。
お金だって、真面目に一緒に働けば、楽しく過ごしたり美味しいものを食べれるし。
どんちゃん、とにかく真面目にコツコツと勤勉に働くタイプ。
全く派手さのない男だけど、そんなところが好きなんですね。
とにかく私を少しでも喜ばせようとしている姿を見てたら…。
やだ。
涙ぐんでしまった…。
それを見逃さなかったどんちゃん。
どうしたの?
どこか痛いの?
疲れたの?
いやいやいやー
40過ぎてそんなんで泣かないでしょー。
やだわ。
この歳になると涙腺弱い。
なんで泣けたか、どう言葉で説明して良いのやら。
なんとなく説明も敢えてしたくもなく。
明日帰るからね、また寂しくなるからね。
それも本当の事。
こんな歳になって、こんなに色々あった私を真正面から好きと言ってくれる奇特などんちゃん。
本当に本当にありがとう。
一応、何とかタワーお約束の写真。
ベッタベタだけど、1枚づつ購入。
今回の記念に。
そして夜ご飯は、南山タワーの前に、広蔵市場で魚チゲ!
美味しかった〜
この日はその後、東大門で少し買い物に…。
そして、前回日本の時に約束した通り、鞄の卸し売り市場で鞄を買ってもらいました。
それはまた次に…。